2010-02-17
線を引く
建設途中の高層ビルにさらりとかかった、カーテンのようなものが
風になびいてゆっくりと波打っていました。
無機質に立ち上がった壁が、途端に有機的なものに見えた瞬間。
空間をつくるために線を引くこと。
空間が出来てから線を曖昧にしていくもの。
その両方があって、風景というものは出来上がっていくのだなと思いながら
雲一つ無い空を見上げた、ある冬の日。
ぼんやりと、その日のことに想い馳せながら、
今日も、線を引きます。
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